シュールストレミングの味はまずい?実は美味い噂の真相と本場の食べ方

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シュールストレミングの味はまずい?実は美味い噂の真相と本場の食べ方
シュールストレミングの味はまずい?実は美味い噂の真相と本場の食べ方
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🎵 シュールストレミングの味はまずい?実は美味い噂の真相と本場の食べ方

「世界一臭い缶詰」としてバラエティ番組や動画配信の罰ゲームでおなじみのスウェーデン伝統食品「シュールストレミング」。開封時の噴射や阿鼻叫喚のリアクションばかりが強調されがちですが、「臭いを取り除けば実は濃厚なアンチョビのようで美味い」「酒のつまみに最高」という通の意見も根強く存在します。

強烈な悪臭の奥に隠された本当の味とはどのようなものなのか。単なるゲテモノなのか、それとも北欧が誇る至高の発酵珍味なのか。本稿では、塩分濃度や味覚成分の科学的分析、現地スウェーデンの伝統的な食文化、ネット上のリアルな実食レビュー、そして失敗しない正しい開缶・調理法まで、その実態を徹底取材とデータに基づいて解き明かします。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:単体で食べると「強烈な塩気・酸味・生臭さ」が際立ちまずく感じるが、脂質や炭水化物と合わせると極上の旨味に化ける。
  • 要点2:臭気指数は納豆の約14倍・くさやの約6倍に達する一方、グルタミン酸由来の凝縮されたアミノ酸のコクはアンチョビに匹敵する。
  • 要点3:本場流に「ツンブラッド(薄焼きパン)」「サワークリーム」「茹でジャガイモ」「赤玉ねぎ」と合わせることで真価を発揮する。

【味の真相】シュールストレミングは本当にまずい?塩気と旨味のリアル

ネット上で囁かれる「シュールストレミング味の真相」を一言で表すなら、「アンチョビを極限まで熟成させ、塩気と酸味を尖らせた発酵魚ペースト」です。罰ゲーム動画のように一切れを丸ごと口に放り込むと、舌が痺れるほどの激しい塩分と、発酵によって生じた微炭酸のようなピリピリ感、そして鼻腔を逆流する硫黄臭に圧倒され、人間の脳は即座に「異物」と判定します。これが「まずい」と言われる最大の理由です。

しかし、味覚を構成する基本要素を分解すると、まったく異なる側面が見えてきます。春に獲れた脂の乗ったバルト海産タイセイヨウニシンを塩漬けにし、缶の中で生きたままの嫌気性細菌によって数ヶ月から数年間じっくり自己消化・発酵させた身は、タンパク質が分解されてアミノ酸(特に旨味成分であるグルタミン酸やリジン)の塊となっています。

実際に口にした食の専門家や実食経験者の多くは、「臭気さえマスキングできれば、日本のクサヤやイカの塩辛、鮎のうるか、秋田のしょっつるに近い、非常に奥行きのある濃厚な旨味がある」と証言しています。つまり、味そのものが破綻しているのではなく、「塩分濃度の高さ」「単体食いによる味覚過負荷」「強烈な腐敗様臭との複合体験」が、まずいという強烈な先入観を生み出しているのです。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:cdn-ak.f.st-hatena.com)

【徹底比較】他の強烈発酵食品と何が違う?数値データで見る塩分と臭気

シュールストレミングが他の発酵食品とどう違うのか、客観的な数値データと特性を比較整理しました。臭気指数(アラバスター測定値)や塩分濃度の違いを知ることで、その特異な立ち位置が明確になります。

発酵食品名臭気指数(Au換算目安)平均塩分濃度味わいとテクスチャーの特徴
シュールストレミング約8,070 Au約8〜10%身はトロトロに軟化。強烈な塩気、酸味、重厚な魚の旨味。微発泡感あり。
ホンオフェ(韓国)約6,230 Au約1〜2%強烈なアンモニア臭と鼻を突く刺激。コリコリした軟骨の食感と淡白な身。
くさや(日本・伊豆諸島)約1,267 Au(生) / 約447 Au(焼)約3〜5%干物特有の噛みごたえ。深いアミノ酸の甘みと発酵香、穏やかな塩味。
鮒寿司(日本・滋賀)約486 Au約7〜8%乳酸発酵による鋭い酸味と濃厚なチーズのような風味。芳醇な米のコク。
アンチョビフィレ約150〜200 Au約12〜15%オリーブ油と魚脂のコク、直線的な塩味、熟成されたアミノ酸の旨味。

データが示す通り、シュールストレミングの臭気指数は8,070 Auと群を抜いており、焼く前のくさやの6倍以上、納豆(約452 Au)の約18倍に達します。一方で塩分濃度は約8〜10%と、一般的なアンチョビ(12〜15%)よりもやや低めに設定されています。この「絶妙な低塩分」こそが、殺菌しきれずに缶内で強烈な二次発酵を進行させる最大の要因となっています。

なぜここまで臭いのか?スウェーデンの伝統が育んだ発酵の科学

シュールストレミングの異次元の臭いは、偶然生まれた産物ではなく、スウェーデンの過酷な気候と歴史的背景に深く根ざしています。16世紀のスウェーデンでは塩が極めて貴重な戦略物資であり、魚を長期保存する際に十分な量の塩を使えませんでした。そこで編み出されたのが、薄い塩水に漬けて腐敗ギリギリの状態で乳酸菌や嫌気性菌を優勢にする「低塩分発酵保存法」でした。

一般的な魚缶詰は密閉後に加熱殺菌を行いますが、シュールストレミングは加熱殺菌を一切行いません。缶詰の中でも生き残る好塩性嫌気性細菌「ハロアナエロビウム(Haloanaerobium)」がニシンの肉質を分解し続け、以下のような強烈な揮発性化合物を次々と生成します。

  • 硫化水素:温泉地や腐った卵のような刺激臭(温泉卵臭)
  • メチルメルカプタン:腐った玉ねぎやゴミ処理場を想起させる刺激臭
  • 酪酸(ブタン酸):強烈な酸敗臭、汗や吐瀉物、酸化した古漬けの臭い
  • プロピオン酸:ツンと鼻を刺す刺激的な酸臭
  • 酢酸:濃厚な食酢のような刺激

缶がパンパンに膨張するのは、これらの菌が二酸化炭素や水素ガスを排出し続けているためです。つまり、缶の内部は「生きた発酵生態系が密閉された高圧タンク」そのものであり、開缶時にガスとともに微細な発酵液ミストが飛散することで、劇烈な臭気が一瞬で周囲を満たす構造になっています。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:cdn-ak.f.st-hatena.com)

【実態検証】ネットの反応と実景レビュー|「罰ゲーム」と「酒の肴」の境界線

SNSや大手掲示板(5ch)、レビューサイト、動画配信のコメント欄を徹底調査すると、シュールストレミングの評価は綺麗に「二極化」しています。実際のユーザーの声を分類して検証してみましょう。

ネガティブ派(罰ゲーム・単品食い勢)の生の声

「開けた瞬間に排水口の底と生ゴミを真夏に放置したような臭いが部屋中に充満した」「一口食べたが、ドロドロに溶けた生魚に塩をぶちまけて腐らせたような味で吐き気が止まらなかった」「舌がビリビリして胃が受け付けない」といった阿鼻叫喚のレビューが多数を占めます。これらはすべて「室内で開缶し、換気もせず、薬味もなしにそのまま口へ運んだケース」です。

ポジティブ・愛好家派(正しい調理・酒徒勢)の生の声

一方、現地スウェーデンの食文化を理解し、適切な前処理を行って食べた層からは驚くべき高評価が寄せられています。

「流水でしっかり洗って皮と骨を取り、サワークリームと玉ねぎと一緒にパンに乗せたら、驚くほど芳醇な極上アンチョビサンドになった」「アクアビット(北欧の蒸留酒)やキリッと冷えた辛口白ワイン、ピルスナービールとの相性が異次元」「クサヤや鮒寿司が好きな人間なら、このアミノ酸の暴力的な旨さは病みつきになる」という声が確実に存在します。

評価を分ける境界線は極めて明確であり、「下処理をして油分・酸味・炭水化物と調和させているか否か」に尽きます。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|失敗する9割の共通点

シュールストレミングに挑戦してトラウマを抱える人の9割は、ネット上の誤った情報や面白おかしい動画の演出に惑わされ、致命的なミスを犯しています。知っておくべき決定的な盲点は以下の3点です。

誤解1:缶から出してそのまま食べるものだと思っている

本場スウェーデン人でも、シュールストレミングを缶から出してそのまま丸呑みする人はいません。それは日本人が「カツオの塩辛」や「鮎のうるか」を一瓶丸ごとスプーンで一気食いするような暴挙です。あくまで調味料・薬味に近い濃厚なアクセントとして少量を使うのが本来の姿です。

误解2:常温保存できる普通の缶詰だと思っている

一般的な缶詰は常温保存が基本ですが、シュールストレミングは「要冷蔵(4℃以下推奨)」です。常温に長期間放置すると、缶内の細菌が暴走して過剰発酵を起こし、ニシンの身が完全に溶けて液体化(ドロドロのスープ状)してしまいます。身の食感が残っておらず不快なペーストになっている場合、それは常温放置による「過発酵事故」を起こした不良品です。

誤解3:ドン・キホーテや近所のスーパーで簡単に買える?

「ドンキで売っていた」という噂が散見されますが、現在国内の実店舗(ドン・キホーテやカルディ、成城石井など)で常時店頭販売されているケースは極めて稀です。発砲やガス漏れによる店舗汚染リスク、破裂事故を防ぐ冷蔵管理コストが高いためです。2026年現在、確実に入手するには北欧食材を扱う専門通販サイトやAmazon、楽天市場などの冷蔵クール便配送を利用するのが鉄則です。価格相場は1缶(300〜400g前後)で5,500円〜8,500円程度と、希少な輸入品のため高値で推移しています。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:cdn-ak.f.st-hatena.com)

【本場の極意】シュールストレミングの美味しい食べ方と正しい開け方

シュールストレミングを本来の「伝統の美味」として楽しむための、完璧な開缶手順と本場の伝統レシピを紹介します。

大惨事を防ぐ「正しい開け方」5ステップ

  1. 前日までにしっかり冷蔵冷却:十分に冷やすことで缶内部のガス圧を下げ、液の噴射を最小限に抑えます。
  2. 屋外の風下で作業:絶対に室内で開けてはいけません。風通しの良い屋外(河原や広大な庭など)を選びます。
  3. バケツの水中で開ける(水中開缶):深めのバケツやボウルに水を張り、缶全体を水没させます。
  4. 斜め45度に傾けて缶切りを刺す:水中で上部の空気だまりを狙ってゆっくり缶切りを突き刺し、ガスを逃がします(ブシューという音とともに気泡が出ます)。
  5. 流水で軽く洗い水気を切る:取り出したニシンの身を冷水でさっと洗い、表面の発酵液(臭気の主成分)を流してキッチンペーパーで水気を拭き取ります。

スウェーデン流サンドイッチ「クラムマッカ(Klämmacka)」のレシピ

本場ノールランド地方で愛される伝統的な食べ方「ツンブラッド・エン・クラムマッカ」の構成要素は、旨味を引き立て臭みを中和するために計算し尽くされています。

  • ツンブラッド(Tunnbröd):スウェーデンの伝統的な薄焼きフラットブレッド(トルティーヤや薄切りライ麦パン、クラッカーでも代用可)。無塩バターをたっぷり塗る。
  • シュールストレミングの身:頭・内臓・骨・皮を取り除き、小さく(5mm〜1cm角程度に)刻んだ身を少量散らす。
  • 茹でたジャガイモ:スライスまたは軽くマッシュした茹でジャガイモ(男爵系や新ジャガ)。塩気を受け止める土台。
  • 赤玉ねぎ(レッドオニオン):細かいみじん切り。辛味と硫黄化合物で魚の生臭さをマスキングし、シャキシャキした食感を加える。
  • サワークリーム(グレッティフィル):たっぷりの酸味と乳脂肪分が、強烈な発酵臭を包み込んでまろやかに中和する。
  • 生ディル:北欧ハーブの爽やかな清涼感をプラス。

バターの油分、サワークリームの乳脂肪、ジャガイモのデンプンが、ニシンの尖った塩気と臭気成分をマスキングし、噛みしめるごとに「熟成されたニシンの芳醇なコクと甘み」だけが口いっぱいに広がります。

【プロの結論】食文化論から紐解く受容性とおすすめできる人の判断基準

味覚心理学および食文化人類学の観点において、シュールストレミングは典型的な「アクワイアード・テイスト(Acquired taste=後天的に学習・獲得される嗜好)」に分類されます。人間は本来、腐敗臭や強烈な酸味を「毒物のシグナル」として本能的に拒絶します。しかし、安全だと理解した上で脂質や炭水化物と組み合わせて反復体験することで、脳内の報酬系が作動し、「強烈な快楽(旨味)」へと認識が逆転するのです。

日本のクサヤや鮒寿司、塩辛、ブルーチーズを愛する人々がその独特の癖に病みつきになるのと全く同じメカニズムが働いています。

シュールストレミングをおすすめできる人

  • くさや、鮒寿司、鮎のうるか、イカのゴロ焼きなど、日本の濃厚な発酵珍味・塩辛類を心から愛好する人
  • アンチョビやオイルサーディン、ブルーチーズ、ウォッシュチーズの強い風味とワインのペアリングが好きな人
  • 屋外の安全な開缶環境と、サワークリーム・薬味・パンなどの調理環境を妥協なく用意できる人
  • 北欧の伝統文化に対して敬意を持ち、探求心を持って味覚体験を楽しめる人

絶対におすすめできない(慎重になるべき)人

  • 魚の生臭さや内臓系の苦味、酸味のある発酵臭全般が苦手な人
  • YouTuberのように「単品でそのまま食べて面白いリアクションを撮りたい」と考えている人
  • 自宅のキッチンやベランダ、住宅街など、臭気が飛散すると近所トラブルになる場所で開けようとしている人
  • 適切な下処理(水洗い、皮剥ぎ、薬味の準備)を面倒だと感じる人

【シュール ストレミング 味】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:シュールストレミングとアンチョビは味が似ているというのは本当ですか?
A1:はい、旨味の構造としては非常に近いです。どちらも青魚を塩漬けにして発酵・自己消化させたものであり、アミノ酸(グルタミン酸)が凝縮されています。ただし、シュールストレミングは加熱殺菌されていないため乳酸発酵由来の酸味と微発泡感があり、硫黄系の揮発臭がアンチョビよりも格段に強烈です。薬味と乳脂肪で臭みを抑えると、上質なアンチョビ以上の深いコクを感じられます。

Q2:パスタやピザの隠し味として加熱調理に使えますか?
A2:加熱調理は極めて危険です。熱を加えることで揮発性の臭気成分(酪酸や硫化水素)が一気に気化し、部屋中や調理器具に凄まじい悪臭が焼き付きます。換気扇を通じて近隣トラブルに発展する恐れもあります。加熱せず、水洗いして細かく刻んだものを冷製トッピングやソースの一部として少量混ぜるのが鉄則です。

Q3:缶がパンパンに膨らんで変形していますが、腐って爆発しませんか?
A3:缶が膨らんでいるのは、内部で生きた嫌気性細菌がガスを排出し続けている正常な証拠です。ただし、常温で放置すると異常内圧によって継ぎ目から発酵液が漏れ出したり、最悪の場合は破裂するリスクがあります。購入後は直ちにビニール袋を二重三重に密閉し、冷蔵庫(チルド室推奨)で保管してください。

まとめ:強烈な悪臭の先にある北欧の伝統珍味を正しく味わうために

シュールストレミングは、単なる「世界一臭いゲテモノ」でもなければ「罰ゲームの道具」でもありません。冬の寒さが厳しい北欧の地で、貴重なタンパク源を春から冬まで持たせるために先人たちが知恵を絞って受け継いできた、スウェーデンが誇る偉大な発酵食文化の遺産です。

その味の真相は、「単品で食せば暴力的な塩気と生臭さの塊」ですが、「正しく下処理し、伝統のレシピに従ってサワークリームやパンと合わせれば至高の旨味珍味」へと変貌します。もし挑戦する機会があるならば、動画の真似事のような無謀な単品食いは避け、北欧の食卓に敬意を払い、正しい手順と本場の食べ方でその奥深いアミノ酸の小宇宙を堪能してみてください。 (出典: シュール ストレミング 味(Yahoo!ニュース)

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